在宅療養におけるお見舞いの対応
Q.質問
これまで親しくしてきた友人や知人がお見舞いを希望して連絡をくれたのですが、どのように応じればよいでしょうか。
A.答え
ご本人が会いたいかどうか、その意向を大切にしましょう。
お見舞いを希望する人たちに会いたいかどうか、まずはご本人の意向を大切にしましょう。ご本人が会いたいと思えば、滞在時間や人数などをあらかじめ調整し、あまり疲れすぎないように配慮して会うのがよいと思います。
対応がつらいときや、長く話すことが苦しいときは、訪問者に時間の目安や、長時間のやりとりは難しいことなどを事前に伝えておくとよいでしょう。
また、体調や気分がすぐれない、弱った姿を見られたくないなどの理由から、お見舞いを断わりたいと思う場合もあると思います。そのようなときは、ご家族からやんわりと断りを入れ、手紙や伝言などのメッセージだけを受け取るようにしてもよいでしょう。
対面ではなくメールや電話等でのやりとりが、ストレスにならずちょうどよい場合もあります。あるいは、たとえば訪問の有無にかかわらず、メッセージノートなどをつくり、お見舞いを希望する人に記入してもらうのもよいでしょう。
ノートに記されたメッセージを読むことで、励みになったり、勇気づけられたりすることがあると思います。大切なのは、お見舞いがご本人の負担やストレスにならないようにすることです。
なお、2020年から国内で広がった新型コロナウイルス感染症対策の側面から、お見舞いを受け入れるのが難しい場合もあると思います。こうした際には、電話で声を聞いたり、インターネットを使用したオンライン会議システムなどで対面することも、一つのよい方法になるでしょう。
執筆者 | 渡邊 清高 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0134 |
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