自宅でも持続点滴は可能ですか
Q.質問
入院中の夫は余命が短いと告げられていて、中心静脈栄養(IVH)で持続点滴の状態です。夫が「どうせ治らないなら、自宅で生活して自宅で死にたい」というのですが、どうすればそれが可能になるのでしょうか。
A.答え
在宅でも点滴などを実施できます。
「入院していても治らないのなら、家で暮らしたい。家でできる治療をしてもらい、可能なら家で静かにこの世を終えたい」と思う方は少なくないと思います。こうしたことは、実現可能だと思います。
進行したがんを患っている方の在宅療養や在宅死を支援する地域内の専門職がさまざまなサポートをするようになっているからです。
もちろん、全国どこでも十分な在宅医療や在宅ケアができるとは限りませんが、そのことの実現のために地域の在宅医療や在宅ケアのチームは奮闘していると思います。お住まいの地域の事情をよく調べてみてください。
在宅での中心静脈栄養(IVH)で持続点滴をすることは可能です。 在宅医と訪問看護師とで担当します。一方、退院までに、中心静脈栄養(IVH)の必要性についても再度医師と相談した方がいいかもしれません。
入院と在宅では点滴の目的や方法について、方針が変わるかもしれません。
執筆者 | 宮崎 和加子 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0013 |
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