訪問看護職の魅力・やりがい
Q.質問
娘が看護大学に在籍中です。娘は訪問看護のことをあまり知らないようです。訪問看護サービスを受けて自宅での看取りを行った友人が「訪問看護師さんってすばらしい。訪問看護師さんのおかげで安心して自宅での看取りができたのよ」というのですが、看護師さんから見て訪問看護の仕事は魅力的ですか。
A.答え
訪問看護は、とても貴重で魅力ある仕事です。
外科看護、内科看護、精神科看護、周術期看護、眼科看護、がん看護など、看護の分野は多数あります。それぞれの特徴があり専門性があります。
訪問看護は、「医療モデル」の看護ではなく、自宅という「自分のお城」で自分なりの生活を送り、そして自分らしい最期を迎えられるように支援していく、いわば「生活モデル」の仕事です。もちろん、医師の指示のもと、在宅でできる必要な治療も医療行為も行いますが、キーワードが「心地よく生きる」「自分らしく生活する」などです。
本人の意志に沿い、延命の医療行為などを行わず、自然な形での死の看取りを支援できた時などは、看護師としての何とも言えない達成感・充実感を味わうことができます。
「私」という人間・看護師が、さまざまな人々の人生に寄り添い、関わらせていただき心を熱くする場が多いこの仕事は、今後の日本にとって貴重であり、看護師にとって魅力ある仕事だと思います。「これからは、病院にこもっている時代ではない。地域が看護師を待っている。看護の力を地域に役立てよう」などという看護師もいます。
執筆者 | 宮崎 和加子 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0019 |
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