一人暮らしでも最後まで自宅で過ごすことは可能ですか
Q.質問
予後数か月と言われて現在はほぼベッド上の生活です。今は訪問サービス(訪問診療・訪問看護・定期巡回サービス・ケアマネジャー・薬剤師の訪問薬剤指導など)を利用して家で暮らしていて困っていることはないのですが、身寄りもなく、このまま本当にこの家で亡くなっていけるのでしょうか。それを望んでいるのです。
A.答え
支援している周囲の人たちはどう言っていますか、ご本人の望みに沿って支援が行われます。
訪問診療の医師や訪問看護師はどういっていますか。
「ご本人が望めばこのまま最期まで家にいられると思いますよ。痛みや苦痛緩和・除去は行いますが、最期まで自宅で暮らすということでいいのですね」と言われているとすれば、そのような最期の迎え方を関係者は実施すると思います。
あなたが、不安になって入院したいと思われることもあると思います。心の変化は誰にでもあることですので、その都度医師・看護師たちに相談してみてください。
在宅での看取りを実施している専門職のチームは、心を込めてあなたに寄り添い、望む形で最期まで支援すると思います。身寄りがなくても、そこまで覚悟して種々の準備をしておけば大丈夫だと思います。
ただ、専門職チームの力量や熱意にばらつきがあるので、最期まで難しいことの多い在宅での症状コントロールをきちんと行い、その苦しみと喜びを分かち合う専門職チームを選ぶことが重要です。
執筆者 | 宮崎 和加子 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0076 |
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