在宅で死ぬ(看取る)覚悟がないと自宅退院はできませんか
Q.質問
自分は、最期は家で在宅死なのか、あるいは病院がいいのかをまだ考えていません。進行したがんを患っており、とりあえず自宅退院といわれたのですが、在宅死を覚悟しなければならないのでしょうか。
A.答え
どのように過ごすかについて、じっくり考えてみてください。
進行したがんを患った状態での自宅退院とは、「在宅死を覚悟しなければならない」ということではないと思います。とりあえず入院した状態で行うことがない、ということでしょう。病状によっては、再度入院ということがありうるでしょう。
しかし、進行したがんといわれているのでしたら、今後のご自分の療養場所や最期をどこで過ごすかなどをじっくり考えてみてください。入院したままこの世を終わりたいと希望しても治療の必要性や医療機関の状況により実現できないこともあります。
「在宅死」を望む方も少なくありません。「苦痛なく穏やかに住み慣れたところ」での最期の迎え方が可能だからです。「在宅死」についても調べてみてください。
執筆者 | 宮崎 和加子 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0012 |
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