在宅療養中の精神的、肉体的な漠然としたつらさへの対応

在宅療養中の精神的、肉体的な漠然としたつらさへの対応

Q.質問
夫が残り少ない時間を自宅で過ごしています。食事もとれなくベッドに横になっている時間が増えてきました。特に症状や苦痛はなさそうなのですが、身の置き所がないようなだるさがあるようなのです。こんな時にどうしてあげればいいのでしょうか。

A.答え
心地よいくつろぎ(リラクゼーション)について相談できます。

身の置き所のないだるさのような状態に対してできることは多くないかもしれません(また、周囲が思うほど本人が苦痛を自覚していないことも少なくないようです)。

何かできることがないかを探ってみましょう。「リラクゼーション」は多様な意味があるようですが、「多幸感を特徴としたリラックス状態」という意味だそうです。

同じ姿勢での筋肉の緊張をほぐしたり、心地いい姿勢保持のクッションの使い方を工夫したり、くつろげる会話をしたり、あるいは嗅覚に作用するアロマを活用したりと本人に聞きながら試してみるのはどうでしょうか。好きな音楽などもいいのではないでしょうか。

訪問看護師は、こうしたことを相談でき、よりよい方法について一緒になって考え試みます。またそういう専門家(リハビリテーション専門職など)の紹介も実施します。

執筆者宮崎 和加子
公開日2021年7月1日
文書番号gw0044

【関連記事】

【関連キーワード】
#訪問看護師 #心のつらさ #体のつらさ #リラクゼーション #リハビリテーション

Powered by Helpfeel