保険診療以外で重粒子線治療が受けられるがんの種類と費用

保険診療以外で重粒子線治療が受けられるがんの種類と費用

Q.質問
保険診療以外で重粒子線治療を受けられますか?費用はどのくらいかかりますか?
A.答え
先進医療として重粒子線の治療を受けることができる場合があります。この場合は、入院や、通常の検査の経費は保険診療でカバーされますが(自己負担3割など)、重粒子線治療に要する費用は全額自己負担となり314万円程(施設ごとに多少の金額の違いがあります)です。先進医療については【重粒子線治療の「先進医療」での自己負担金額】をご参照ください。

我が国の代表的な重粒子線の治療病院であるQST病院(以前は放射線医学総合研究所病院と呼ばれていた国立の病院です)では以下の参考リンク先のように、部位により可能な治療が、保険診療の適応か、先進医療か、臨床試験か区分けして記載されています。

参考リンク: 部位別にみた重粒子線治療の対象となるがん(国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)

臨床試験とは重粒子線治療の効果を調べるために患者さんで実施される試験です。臨床試験の場合は、重粒子線治療の費用はかかりません。入院費用や検査費用は保険診療の適応となります。

執筆者児玉 龍彦
公開日2022年11月10日
文書番号gw0220

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