自宅でもリハビリテーションは受けられますか
Q.質問
だいぶ体が弱ってきていますが、寝てばかりなのはよくないと思い、体を動かしたほうがよいのではないかと思っています。在宅療養でもリハビリを受けることはできますか。
A.答え
在宅でもリハビリテーションを受けることができます。
横になってばかりだと、体力が落ちてしまうのではないかと心配になりますね。少しでも動けるうちは、生活のリズムに合わせてベッドから離れる時間をつくったり、昼間はソファに座って過ごすなどしたほうが、気分転換にもなります。
足上げ運動をするだけでも血行がよくなり、むくみの改善や床ずれ(褥瘡(じょくそう))の予防につながります。また、体を動かすことで、腸や肺などの機能も維持されやすくなります。
もし痛みがあって体を動かすのがつらい場合でも、在宅医や訪問看護師と相談し、鎮痛薬で痛みを抑えることで、体を動かせるようになる場合もあります。
介護保険の利用によって、歩行器や車いすを借りることもできるため、訪問看護師やケアマネジャーに相談してみるのもよいでしょう。
その方らしい毎日を過ごすために、リハビリテーション(麻痺や床ずれ予防のためのマッサージ、寝返りや起き上がり、立ち上がりなどの日常生活動作訓練など)を受けることもできます。
在宅支援チームには、理学療法士や作業療法士などリハビリテーションの専門家も含まれます。
意向や希望があれば、必要に応じて専門家によるこうしたケアを取り入れてみるのもよいと思います。もちろん、体調がすぐれないときや、気分が向かないときに無理に行う必要はありません。
執筆者 | 渡邊 清高 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0128 |
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