訪問看護サービスの利用条件

訪問看護サービスの利用条件

Q.質問
訪問看護サービスを受けるためにはどういう条件が必要なのでしょうか。

A.答え
訪問看護サービスを受けるための条件は、二つあります。

1)一つは、必ず必要な条件として、主治医・かかりつけ医による「訪問看護指示書」が交付されることです。主治医が「この患者さんには、訪問看護が必要だ」と判断して、「訪問看護指示書」を交付すれば訪問看護を受けられます。

2)もう一つは、介護保険を利用する場合は、「訪問看護指示書」のほかに、ケアマネジャーが作成する「居宅サービス計画書(ケアプラン)」の中に「訪問看護」が入っていることです。

医療保険の対象か介護保険の対象かは、受ける本人が選択するわけではなく、病名や状態によって制度で決まっており、主治医が「訪問看護が必要だ」と判断する一般的な状態像は以下のようです。

病気が重篤、あるいは進行性で日常生活に支障があるか、支障が出てくる可能性がある
がんの進行期、終末期を在宅で過ごしている
在宅での最期(看取り)を希望していて近い将来、その時期が来ると予測される
在宅でのリハビリテーションが必要
退院直後で在宅療養に慣れるまで
医療器具類を装着した状態、あるいは医療処置が必要な状態(人工呼吸器・経管栄養・点滴・在宅酸素を使用している、床ずれや火傷などの創傷のある方など)
外来受診が困難で訪問診療をしている方で病状把握管理や医療処置、身の回りの世話が必要
精神障がい者で、地域で生活することができるようにさまざまな支援が必要
要介護状態で看護や介護が必要

執筆者宮崎 和加子
公開日2021年7月1日
文書番号gw0025

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