遺体の手当て・処置は誰が行いますか
Q.質問
夫が進行したがんと分かった時から大好きな家で最期を過ごし、そして家で死ぬとずっと言い続けています。その実現のために在宅医・訪問看護ステーションなどを探し、とてもいい方々に出会えて実現できそうです。ただ、心配なのは亡くなった後の遺体の手当・処置のことです。誰にお願いすればいいのでしょうか。
A.答え
訪問看護師が、ご家族と一緒に衣服を準備したり、身支度をします。
訪問看護師が伺っているのであれば、亡くなった後のご遺体の整え(死後の処置)を行います。家族の意向を伺ってよろしければ一緒に行います。身体をきれいに整え、そして衣服を着替え、時にお化粧もします。
亡くなることが予測される場合は、訪問看護師から時機をみて、死にいたる経過や見守り方、あるいは亡くなった後に着替える衣服のことなど多岐にわたった説明を(デス・エデュケーション)受けることが多いでしょう。
特に衣服については、例えば次のようにお話しします。
「あの世に来ていかれる衣服を選んでおいてください。和服でもスーツでも何でも結構です。ご本人が選ぶ場合もありますし、新しい洋服を新調される場合もあります。素敵に身支度をしましょう」
訪問看護が関わっていない場合は、死亡確認した医師に相談してみてください。葬儀業者にお願いすることもあると思います。
執筆者 | 宮崎 和加子 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0091 |
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