死亡したらまず誰に連絡すればいいですか

死亡したらまず誰に連絡すればいいですか

Q.質問
息子と二人で夫を看取るつもりです。いつも訪問してもらっている訪問看護師からは、「亡くなったら、夜中でもいつでもこの電話の訪問看護ステーションに連絡してください」といわれているので、電話しようと思いますが、それだけでいいのでしょうか。他に連絡するところはどこでしょうか。

A.答え
在宅での最期の暮らしを支え、看取りを行うチームにより役割分担や連絡方法が違います。

チームの中で絶対に必要なのは、医師(在宅医)です。 医師だけの関わりの場合は、医師が全部のことをしてくれると思いますので医師の指示に従って連絡してください。

最期、息を引き取った時に連絡するのが、訪問看護ステーションの緊急コールの場合が比較的多く、訪問看護師から往診医に連絡するという連携の仕方を実施しているところがあります。一方、直接医師に連絡して医師が対応する場合もあります。

医師による「死亡診断」がなされないと「死亡」ということはできませんので、すべてはその死亡診断後です。

その後の連絡は以下のようです。
多くの進行したがんを患った方の在宅療養支援は、訪問看護サービスや訪問介護、あるいはケアマネジャー、介護用品レンタル、訪問入浴サービスなどが関わります。

<介護保険サービス利用時>
ケアマネジャーに連絡します。ケアマネジャーからそれぞれのサービスに連絡します。レンタル介護用品の回収なども速やかに行えるようにします。

<葬儀関連の相談>
葬儀をするかしないか、するならどこでどのようにするか、などの連絡です。死が予測されている場合が多いので、前もって本人の意向もふまえて決めておく方がいいでしょう。気が動転して葬儀関連業者なども把握していない場合は、医師や看護師・ケアマネジャーなどが情報提供をして支援することができます。

<家族・親族>
家族が時期をみて連絡してください

執筆者宮崎 和加子
公開日2021年7月1日
文書番号gw0088

【関連記事】

【関連キーワード】
Powered by Helpfeel