体を清潔に保つには
Q.質問
同居の家族が、家で療養するときにどのように清潔に注意したらいいでしょうか。
A.答え
がんの療養では、体力が落ちご本人ひとりでは体をきれいにしにくくなる場合があります、また治療の影響で免疫が弱くなり細菌などに感染しやすくなる時期もあります。ご本人を守るとともに、ご本人と家族の生活の場を快適で住み心地の良い場所にしましょう。
どのように全身を清潔にするかは、デリケートでプライベートな面もあります。ご本人の希望をよくご相談されて、なるべくできることはご本人にやっていただきましょう。
入浴・シャワーが、ご本人が難しい場合は、家族で抱え込まずに、訪問看護、訪問介護、訪問入浴、通所サービスでの入浴支援も考えましょう。主治医も含め専門家の意見も参考に、全身の清潔ケア計画を立てる必要があります。
がんの療養中には、注意すべき点として、全身の清潔に加えて、陰部の清潔が保ちにくい場合のあること、口内炎や虫歯ができやすくなること、髪の毛が抜けやすいこと、足が傷つきやすく、爪の清潔が難しくなりやすいこと、目や耳や鼻に分泌物が溜まりやすいことがあります。それぞれの項目を参照してください。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年8月18日 |
文書番号 | gw0204 |
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