足のむくみ
Q.質問
がんで療養中の家族が、気づくと足がむくんで変色しています。どうしたらいいでしょうか。
A.答え
足は健常者でも血流量が少なく、怪我の治療に時間がかかります。がんの療養で、体力が落ちると、足のケガが増えます。治りにくいと思ったり、傷の色が変わったり、おかしいと思ったら、ちゅうちょせず、看護師や介護士、医師に相談しましょう。
そのためには、ご本人に足に興味を持ってもらうことも大事です。がんの療養で、動くことが減ると足がむくみやすくなります。リンパ液の流れが悪くなったり、栄養分が足りなくなって足がむくむと、傷が治りにくく、感染しやすくなります。また、がんの治療中に、神経が過敏になったり、逆に感覚が鈍くなってケガをしやすくなったすることがあります。また温度の感覚が鈍くなって湯たんぽなどで火傷をしたりすると、気付かぬうちに重症化してしまう場合もあります。
足のケアとしては、足浴が気持ちも良くリラックスして有効なことが多くあります。足浴用のバケツも市販されて使いやすくなっています。足浴にアロマオイルやハーブを使う場合もあります。寝る前などにぬるいお湯と石鹸で足を洗う、寝ている時何かにぶつけて傷を作りやすいときはソックスを履く、深爪に気をつける、靴ずれを避けることなどがあげられます。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年8月18日 |
文書番号 | gw0211 |
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