薬剤師による訪問薬剤管理指導について
Q.質問
進行したがんで、オピオイド(医療用麻薬)で痛みのコントロールをしています。訪問診療も訪問看護サービスも利用しています。主治医から、薬剤師さんに訪問してもらって薬のことなどの相談にのってもらったらどうかと勧められました。そういうことは可能なのでしょうか。
A.答え
可能です。「訪問薬剤管理指導」を受けて、薬剤師に訪問してもらうことができます。
対象となるのは、薬局に行くのが困難な在宅療養の方(入居している施設も含む)で、必ず「医師や歯科医師の指示書」が必要です。 自宅まで処方薬を持参して正しい服薬方法をアドバイスしたり、種々の相談にのってくれます。
<保険適用について>
医療保険の対象の場合は「在宅患者訪問薬剤管理指導」
介護保険の対象の場合は「居宅療養管理指導」
どちらの保険の対象になるかは、年齢や病名などにより定められているので、医師か薬剤師に尋ねてください。
<訪問薬剤管理指導にかかる費用>
一律ではなく、保険の種類によって、あるいは自己負担割合によって違います。
1割負担の場合は700円程度、2割負担では1,500円程度、3割負担では2,200円程度費用、そして別途薬代がかかります。
執筆者 | 宮崎 和加子 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0070 |
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