在宅療養でも痛みに対応してもらえるか

在宅療養でも痛みに対応してもらえるか

Q.質問
在宅での生活を望んでいるのですが、一番の心配はモルヒネなどのオピオイド(医療用麻薬)のことです。痛みをうまくコントロールしてくれる医師や看護師を地域で見つけられるでしょうか。

A.答え
地域には痛みのコントロールの上手な医師や看護師がいます。

がんの痛みについては誰もが不安に思います。がんの部位や程度により痛みがそれほどない方と痛みが強い方がいます。痛みに対する治療法はいろいろありますが、オピオイド(モルヒネなどの医療用麻薬)を使用することが少なくありません。

モルヒネは麻薬の一種なので以前は使用方法が制限されていましたが、1986年にWHO(世界保健機関)が、がんを患った方に対して制限なく経時的に使用することを推奨しました。そのことにより、がんによる痛みに対してモルヒネだけではなく多種の鎮痛剤を使用して痛みをとることができるようになりました。

医療用麻薬を処方できるのは届け出をした資格のある医師だけです。訪問診療をして在宅療養を支援する医師はおおよそ日本中にいますし、訪問看護に精通している看護師も少なくありません。見つけられると思います。

執筆者宮崎 和加子
公開日2021年7月1日
文書番号gw0037

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