ストーマに関する費用、保管方法、使用期限
Q.質問
永久的ストーマとなるとずっとストーマ用品を購入し続けなければならないのでしょうか。お金はどのくらいかかるのでしょうか? 装具の保管方法は?使用期限はありますか?
A.答え
ストーマは多くの場合、生涯使います。そのための公的扶助と、介護・看護の助けがあります。
ストーマ造設術を受けることになったら、まず自治体・市区町村の障害福祉担当課に「ぼうこう又は直腸機能障害」の身体障害者手帳を申請します。身体障害者手帳が交付されるまでにおおむね2か月程度かかります。交付されたら、ストーマ装具販売業者に見積書を依頼し、市区町村の福祉課窓口に申請書類とともに提出すると、給付券が送付されます。
給付の期間や基準額は、市区町村によって異なります。例 消化管ストーマ装具8,858円/月・尿路ストーマ装具 11,639円/月 程度
自己負担は給付額の1割となります。給付券をストーマ装具販売業者に渡すと、装具購入時に給付券が使用され、自己負担額が請求されます。
装具の発注は、残り2週間分くらいを目安に発注します。装具の使用期限は、概ね3~5年ですが、購入して1年以内に消費できるくらいのストックにしておいた方が、装具の種類等が変更になったときのことも考慮すると、望ましいでしょう。高温・多湿、直射日光を避け、冷蔵庫でも保管しないようにしましょう。
装具の不具合があった場合、販売業者に問い合わせるときに必要な製造番号は、箱に明記されているので、箱ごと保管しておくことがよいでしょう。
→ Q&A「ストーマと公的支援制度」を参照
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年5月26日 |
文書番号 | gw0197 |
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