ストーマをつけての入浴
Q.質問
ストーマをつけると浴槽には入れないのでしょうか。
A.答え
装具ごとに違いますので、ストーマ外来で担当の方によく確かめてください。
陰部にある尿道口や肛門は、それまでは他人に見せていない部分です。ストーマになると、デリケートな問題が生まれます。
ウロストーマ、消化管のうち回腸ストーマは装具をつけたまま入浴できます。
結腸ストーマは、装具なしで入浴することも可能です。その場合は食前食後2時間は避けましょう。
ストーマ袋を小さく丸めて肌色のシートで覆うのが一般的です。入浴用シートもあります。
ストーマができ、装具を装着して入浴するとき、人目に触れることはデリケートな場合が多いです。公共機関(温泉・銭湯など)では、入浴用の装具やシートなどの使用が可能です。気になる場合は、共同の脱衣所や身体を洗う場所では、右のストーマの方は右端、左のストーマは左端を使用すると目立ちにくいでしょう。早い時間帯など入浴する人が少ない時間帯を選ぶ場合もあります。
社会の理解が広がり、ご本人が気になさらなくて済む社会になることが望まれます。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年5月26日 |
文書番号 | gw0196 |
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