入浴介護を頼みたい
Q.質問
一人でお風呂に入れなくなった場合に、入浴介護を頼むのはデイサービスでしょうか、デイケアでしょうか。
A.答え
ご本人が一人でお風呂に入れなくなると、家族だけでお風呂へ入れるのは大変な場合が多く、デイサービスを頼むこともできます。デイサービスは、食事や、排泄や、入浴の日常生活を中心に支援します。名前が似ていますが、デイケアは、リハビリテーションなどの医療的ケアを中心に行います。
デイサービスでは、介護職員に手伝っていただいて、個人での入浴や、車椅子のまま入れるお風呂のサービス、移動のための機械設備のある施設もあります。介護士の方が中心で、生活指導員や看護師も関わります。デイケアは介護士に加え、看護師、リハビリ専門職、医師、歯科医師が関わります。デイサービスでも機能訓練は担当しますが、理学療法や作業療法、言語機能訓練のリハビリテーションはデイケアで行います。
要介護1~5の方であればどちらか選んで、ケアマネージャーの方とよく相談され、介護保険で利用できます。介護保険を利用しない場合でも実費負担すれば施設使用は可能で、その場合は併用も可能です。また、特定疾患で要介護認定を受けられれば40歳以上の方も介護保険のサービスを使えます。40歳未満のがんの在宅療養の方でも、自治体によっては介護サービスが受けられるところもあります。
なお進行して病状が厳しい場合は、デイサービスより訪問介護での入浴が進められる場合もあります。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年8月18日 |
文書番号 | gw0205 |
【関連ページ】
【関連キーワード】