足の爪の切り方
Q.質問
がんで療養中の家族の足の爪はどの程度で切ったらいいでしょうか。
A.答え
足の爪は2週間に1回程度、切ることが基本です。深爪や巻き爪にしないように、カットの仕方も注意しましょう。爪の両脇を切りすぎないように注意し、角はヤスリで丸めるか、切る場合も少し切るだけにとどめます。爪の周囲に炎症が起きますと痛くなり、運動したがらなくなったり、歩けなくなったりする原因にもなります。早めに皮膚科の先生に相談するのも良いでしょう。
適宜、爪を洗い、爪の様子をチェックしてください。足の指の間などをきれいにするなど、爪の周りも清潔にするといいでしょう。洗い終わったら、しっかり拭き取ってください。皮膚や爪が乾きすぎる方の場合は、洗い終わった後に保湿クリームを使って、爪も含めて足全体を保湿しましょう。
足の爪が白く濁って分厚くなった場合は、靴が履きにくくなったり、靴下がひっかかる場合もあります。まず皮膚科の医師に相談して、白癬菌かどうか確かめてください。爪白癬の場合は進行すると爪がボロボロになったり痛みが生じたりするため、内服薬での治療が必要な場合もあります。爪が入れ替わるには半年から1年かかり治療も時間がかかります。主治医の方とよく相談してください。また分厚くなった爪は、爪を削る器具などを使って、少しずつ切ったり削ったりします。爪と足の指の間を清潔に保つように気を付けましょう。
巻き爪は、皮膚に食い込んで出血したり、傷から感染したりする元になります。痛みの元になり、ご本人が動きにくくなる場合もあります。爪の周囲の炎症は悪化する場合も多いです。繰り返す場合は皮膚科に相談してください。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年8月18日 |
文書番号 | gw0212 |
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