ゲノム医療の相談はどこでできますか?

ゲノム医療の相談はどこでできますか?

Q.質問
がんと言われて入院し、手術を受けたのですが、転移が見つかり、進行がんで治らないと言われ、落ち込んで退院しました。帰宅後、少し気持ちが落ち着き、あきらめるのではなく、新しいゲノム医療についてもっと知りたいと思いました。どこか相談できるところはないでしょうか。
A.答え
がんと診断されて、心の準備もないままに、入院手術し、転移が見つかり治療法がないと言われて退院されたとのことで、ご心配なことと思います。やや落ち着いて、がんの療養について、信頼できる情報を得たい場合は、地域のがん診療連携拠点病院に設置された「がん相談支援センター」で相談することができます。がんの相談支援や情報提供について専門の研修を受けた看護師やソーシャルワーカーなどが相談に乗ってくれます。その医療機関にかかっていなくても、匿名でも、無料で相談できます。

「がん相談支援センター」とは(国立がん研究センターがん情報サービス)

「がん相談支援センター」では、がん遺伝子パネル検査を受けることができる施設(がんゲノム医療中核拠点病院・拠点病院・連携病院)について、情報を得ることができます。実際に、検査を受ける場合には、がん医療を受けている施設で遺伝子パネル検査を受けることができるかどうかによって、それまでの主治医、かかりつけ医との調整が必要な場合がありますので、確認しておくとよいでしょう。

どこに相談するかや、どこから手をつけていいかわからない場合は、全国どこからでも、国立がん研究センターに電話で相談することもできます。

がん情報サービスサポートセンターのご案内(国立がん研究センターがん情報サービス)

執筆者児玉 龍彦
公開日2023年1月1日
文書番号gw0228

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