家族内でがんが多い原因:遺伝性と環境要因

家族内でがんが多い原因:遺伝性と環境要因

Q.質問
家族に特定のがんが多いのですが、遺伝性の「病的バリアント保持者」でしょうか?
A.答え
家族に特定のがんが多い場合、遺伝性の「病的バリアント」が関係していることがありますが、必ずしも遺伝性とは限りません。例えば、肝臓がんが多い家族の場合、B型肝炎ウイルスの母子感染が原因であることもあります。また、胃がんが多い家族では、幼少期にヘリコバクター・ピロリ菌に感染することが関係していることがあります。さらに、家族が同じ環境でアスベストや有機溶媒にさらされると、家族内でがんが多くなることもあります。また、タバコやお酒を多く摂る家族では、肺がんなどが増えることもあります。

家族のがんの原因を調べるために、がんの診断と治療を担当した専門家や遺伝医療・遺伝カウンセリングの専門家に相談することがおすすめです。乳がんや大腸がんの場合、手術の標本が残っていれば、病的バリアントの保持者かどうか調べることができる場合もあります。ただし、費用の問題もあるため、詳細については専門家に相談しましょう。

執筆者児玉 龍彦
公開日2023年4月11日
文書番号gw0247

【関連記事】

【関連キーワード】 

Powered by Helpfeel