訪問看護師さんについ弱音や愚痴を吐いてしまう
Q.質問
夫ががんを患い、自宅での療養に移行することになりました。初めのうちは慣れないこともありましたが、病院よりも気軽に医療者の方とお話できることもあり、最近は、訪問してくれる看護師さんについ心情を吐露してしまうことがあります。いつも悪いなと思ってはいるのですが…。
A.答え
ご本人はもちろんご家族の方も、つらいときには素直に気持ちをあらわして大丈夫です。
患者さんの療養や介護を支えるご家族のストレスを理解したうえで、ご家族の心と体のケアを行うことも、在宅療養を支える医療・介護・福祉の専門職チーム(在宅支援チーム)の大切な役割です。
つらいときは素直に気持ちを伝えていただいて何も問題ありません。訪問看護師やケアマネジャーなどに愚痴をこぼしたってよいのです。むしろ、弱音を吐ける相手として在宅支援チームのスタッフを信頼できているなら、きっとよい関係が築けているということだと思います。
療養されているご本人だけでなくご家族の悩みや不安、考えていることなどを支援チームのスタッフが理解できれば、ご本人・ご家族の想いをより尊重したケアやサポートを提供してもらえるようになるでしょう。
在宅支援チームは、療養されるご本人はもちろん、その療養を支えるご家族のことも、いつも気にかけています。遠慮することなくつらさや不安な気持ちを伝えてください。
執筆者 | 渡邊 清高 |
公開日 | 2021年7月1日 |
文書番号 | gw0107 |
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