化学放射線療法を受けている方の嚥下困難への対応
Q.質問
首やのど、食道のがん治療に対して抗がん剤と放射線を組み合わせる治療を受けました。後遺症により、ものが飲み込みにくいです。どうしたら良いでしょうか。
A.答え
頭頸部(首やのど)のがんや、食道がんに対する治療で、抗がん剤と放射線による治療を組み合われて行われることがあります。これを化学放射線療法と言います。
治療による影響として、口やのど、食道の粘膜に炎症が起こり、痛くなって、ものが飲み込みにくくなったり、ものを飲み込む筋肉の動きがうまくいかなくなったりする場合があります。治療にあたる担当医とよく相談して、治療の方法や普段の生活について考えることが重要です。
また治療が終わって数か月から数年たってから、筋力の低下や飲み込む動きをうまくできなくなることで、食事が飲み込みにくくなる場合もあります。
介護にあたる方も、ご本人の悩みをよく聞いて、食事を楽しみながら嚥下しやすい(飲み込みやすい)食事にしてあげることが大事です。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2022年2月15日 |
文書番号 | gw0172 |
【関連キーワード】
【関連ページ】