在宅医

在宅医

Q.質問
「在宅医」とよく聞くのですが、どのような医師のことでしょうか?開業医(診療所、クリニック)のことでしょうか?

A.答え
患者さんの居宅への「訪問診療」を行い、「在宅での医療・看取り」を行う医師のことです。「在宅医」という定義ははっきりしておらず法律用語にもありませんが、おおまかにいえば「在宅医療・診療を行う医師」のことです。

日本では長く入院医療と外来医療が中心でしたが、「在宅医療」が診療報酬に位置付けられたのが、1990年代です。30年ほど前ですが、入院する必要がなく、また入院を希望しない在宅療養の患者さんを、在宅(ご本人の自宅)で診療し、時にそのまま在宅での死亡を支える医療が認められたのです。

それを実践するのがいわゆる「在宅医」です。

現在は、在宅医療を積極的に行っていこうとしている医療機関・診療所が増えてきています。診療報酬で高く位置付けられていることもあって、自宅での療養を支える医師が増えてきてはいるのです。

もともと、地元で開業医として医療を実施してきた医師が枠を広げ「在宅医療」に積極的に取り組む診療所やクリニックも少なくありませんが、「在宅医療」に特化した診療所やクリニックも増えています。

夜間休日も対応し、在宅療養期を支え、在宅での看取りの支援まで行うものです。診療所・クリニックが担当することが多いですが、地域の病院が実施していることもあります。

執筆者宮崎 和加子
公開日2021年7月1日
文書番号gw0049

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