がんの遺伝相談に適した専門家:臨床遺伝専門医と遺伝カウンセラーの役割

がんの遺伝相談に適した専門家:臨床遺伝専門医と遺伝カウンセラーの役割

Q.質問
自分ががんになり、遺伝子検査で異常が見つかりました。子どもに遺伝することが心配です。がんの遺伝について相談できる専門家はどのような資格を持っているのでしょうか?
A.答え
がんと遺伝の関係は個人差があり、検査方法も複雑で理解しにくいことがあります。家族や子どもに説明するのはさらに難しいでしょう。

そんな時に頼りになるのが、「臨床遺伝専門医」と「遺伝カウンセラー」です。臨床遺伝専門医は、遺伝に関わる病気について専門的な知識と経験を持ち、医療を提供します。遺伝カウンセラーは、医療機関と連携しながら、患者さんに近い立場で遺伝に関するサポートを行います。どちらの資格も、特別な教育を受け、日本遺伝カウンセリング学会と日本人類遺伝学会から認定されます。

地域の「がん相談支援センター」では、これらの専門家がいる施設やアクセス方法を紹介してもらえます。遺伝子パネル検査を受けられる施設や関連施設にも、こうした専門家がいます。

執筆者児玉 龍彦
公開日2023年4月11日
文書番号gw0249

【関連記事】

【関連キーワード】 

Powered by Helpfeel