がん手術後の誤嚥と咳を抑える薬の注意点
Q.質問
がんの手術後で誤嚥の可能性があるので、咳を抑える薬を使う時には注意が必要だと言われました。どういうことですか?
A.答え
頭や首の腫瘍や、胃・肺・食道のがんなどの手術後、誤嚥や逆流が増える場合があります。
気道に異物が入ると、刺激になって咳が引き起こされます。ところが咳がうまく出ないと、気付かないうちに誤嚥したり、逆流したものが気管支に入り込んだりして、肺炎を起こす場合があります。
手術後だけでなく高齢者や認知症の場合も、誤嚥や逆流があっても咳が出にくく、肺炎がひどくなる場合があります。
そこで咳を抑える薬を使う場合には、誤嚥や逆流に十分注意し、その兆候があったら主治医に相談してください。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2023年11月13日 |
文書番号 | gw0305 |
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