がんの療養と咳の繁発：吸入ステロイドの使用方法

がんの療養中ですが、原因がはっきりしないのに、咳が繰り返して困っています。主治医から吸入のステロイドを処方されましたが大丈夫でしょうか？

がんの種類、広がりや治療法により、咳の原因にも様々な可能性があります。主治医とまずよく相談することです。

気道の刺激に反応しやすくなると、咳をすること自体が咳の反射を促してしまうこともあります。そうした場合は悪循環になり、咳が慢性で起こりやすくなってしまいます。

こうした時は吸入ステロイド薬が処方されることがあります。吸入することで気道に直接作用して炎症を抑えるため、リスク・副作用も少なく、長期の使用ができます。 この薬はゆっくり効いてくるので、効果が出始めるまでに数日かかり、咳が止まったからといってすぐやめると咳が再発することもあります。

主治医とよく相談して使用量、使用法を調節すれば比較的安全に使うことができます。

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