がん患者の痛み管理:口の中で溶けるオピオイド系鎮痛薬の役割と利用方法

がん患者の痛み管理:口の中で溶けるオピオイド系鎮痛薬の役割と利用方法

Q.質問
オピオイド系鎮痛薬で口の中で溶ける製剤があると聞きました。どのようなものですか。
A.答え
オピオイド系鎮痛薬(医療用麻薬、以下オピオイド)のうち、口の中で溶ける製剤は即効性があるため、がんの療養中に発生する突出する痛みに使えます。
また痛みの出る可能性のある行動をしなくてはならないときに、事前レスキューとして使うこともあります。例えば経口で食事を取ると痛みが出る時には、口の中で溶ける舌下錠を、食事の30分前に服用すると有効です。
口がかわいていると舌下錠がうまく溶けない場合もあるので、服用前に口を水で湿らせておくとよいでしょう。主治医の指示に従って、追加服用もできます。

執筆者児玉 龍彦
公開日2024年2月13日
文書番号gw0320

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