がん患者の痛み管理:家族のサポートと緩和ケア
Q.質問
家で療養中のがんを患う方の痛みへの対応に、家族が注意したほうがよいことはありますか?
A.答え
痛みは本人にしかわからないものです。どのような痛みがあるか、本人が我慢せず、口に出せる環境を作ることが大事です。痛みはオピオイド系鎮痛薬(医療用麻薬、以下オピオイド)でコントロールできる可能性が広がっています。またオピオイドを使う時に起こる副作用に対する治療法も進歩しています。
主治医と、看護・介護、本人、家族がチームとして連携し、対応することも大事です。
がん診療連携拠点病院には緩和ケアの専門家がいます。痛みについて、主治医に加え、緩和ケアの専門家と相談することにより解決できることも増えています。がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターや緩和ケアの専門家に相談してみてください。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2024年2月13日 |
文書番号 | gw0325 |
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