オピオイド系鎮痛薬が効かなくなったときの投与方法の変更
Q.質問
痛みに今までのオピオイド系鎮痛薬が効きにくくなったとき、どうしてもらえばよいでしょうか
A.答え
がんの痛みが増してきて、今までのオピオイド系鎮痛薬(医療用麻薬、以下オピオイドと略す)のベースやレスキューが効かなくなってくる場合もあります。
その場合、オピオイドの量や種類を変えたり、またベースとレスキューの使い方を変えると効果がでる場合もあります。
飲み薬が基本ですが、貼り薬・坐薬・持続皮下注射など、投与の経路と製剤を変え、最適な投与法を選びます。
また、眠気・便秘・悪心・嘔吐などの副作用を減らすことで、使える量が増やせる場合もあるので、副作用の予防や治療も並行して行い、製剤をきめ細かく選びます。主治医とよく相談してください。
執筆者 | 児玉 龍彦 |
公開日 | 2024年2月13日 |
文書番号 | gw0318 |
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