肺のCT検査で見つかった小さな影のフォローアップと再検査のスケジュール

肺のCT検査で見つかった小さな影のフォローアップと再検査のスケジュール

Q.質問
検診でCTを受けたら、肺に7mmの腫瘍らしき影が見つかりました。様子を見るように言われているのですが、いつまで様子を見ればいいのか不安です。(60代 男性)
A.答え
CT検査で肺に腫瘍の可能性がある影が見つかり、ご心配なことと思います。肺のCT検査で肺がんを否定できない影(結節)が見つかる場合、がんの可能性があるため、適切な観察期間を置きながら再検査を受けることが推奨されています。

もし、1cm以上に大きくなる場合、CTでの所見によって、可能であれば病理診断のために気管支鏡や胸腔鏡、あるいは皮膚から針で生検を行うことが推奨されています。CT検査で大きさが変わらない場合でも、数年間は定期的に検査を受けることがあります。特にCT診断で「すりガラス陰影」と呼ばれるパターンを示した場合は、がんの可能性が高く、定期的な検査が必要です。また、タバコを吸う方はリスクが高いため、より慎重な検査が行われます。

検査を受けた医療機関で相談することが大切です。まずは、適切な期間を経て再検査をしっかり受け、専門医と相談してください。

執筆者児玉 龍彦
公開日2023年10月6日
文書番号gw0283

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