在宅酸素療法中に飛行機で旅行する際の注意点と対策

在宅酸素療法中に飛行機で旅行する際の注意点と対策

Q.質問
在宅酸素療法をしている場合、飛行機での旅行は可能ですか?
A.答え
飛行機は高度1万メートル程度で飛ぶため、機内の気圧が下がり、酸素が薄くなります。特に上昇や下降時に気圧が変わります。在宅酸素療法を受けている方が飛行機で旅行する際は、酸素ボンベの持ち込みなどについて事前に申請が必要です。多くの場合、6-8週間前から相談することが推奨されています。

また、飛行機内で呼吸困難にならないように対策(薬の服用、酸素流量の調整、乾燥を避けるための水分補給など)について、主治医や酸素機器の事業者としっかり相談することが大切です。適切な指示のもとで航空会社と準備を行えば、飛行機での旅行が可能な場合もあります。

ただし、呼吸困難は不安感などで引き起こされることもあります。飛行機だけでなく、旅行全体に関する不安についても、主治医や家族とよく相談することをおすすめします。また、ボンベの確保や宿泊先での対応についても事前に相談しておくことが大切です。海外旅行の場合は、現地の医療情報を確認したり、治療内容や療養上の留意点をまとめた書類を準備したりするなど、事前準備が必要です。

執筆者児玉 龍彦
公開日2023年10月6日
文書番号gw0290

【関連記事】

【関連キーワード】 
#在宅酸素療法 #飛行機旅行 #気圧変化 #酸素ボンベ持ち込み #呼吸困難 #航空会社相談 #旅行の不安 #海外医療情報

Powered by Helpfeel